みなさん、こんにちは。
髙島クリニック院長の髙島正広(たかしま まさひろ)です。
今日は「がんの早期発見」についてお話しします。
みなさんは、がん治療は大変なイメージがあると思います。
特に、末期や進行がんになってしまうと生存率も下がりますし、治療費もグンと上がります。
厚労省は「早期発見が大切です」と言ってくれてますが、そもそも早期発見の早期っていつなんですかね?
考えたことありますか?
多くの方は「小さいがん」「手術すれば治る」などと答えることができると思います。
厚労省の回答だと正解です!
なぜ早期発見が大切なのですか?
もちろん生存率が飛躍的に高くなることと、治療の難易度が下がり、リスクが減るからですね。
ところが、「早期」なのに実際の治療は手術をして患部を切除したり、抗がん剤を投与して転移を防ごうとしたりと、やることは一緒なんですよね。
しんどいのはしんどいのです。
もっと早く見つけたいと思いませんか?
でも、現在画像検査で認識できるがんは「(一般的な)早期がん」が限界なのです。
PET検査というものを聞いたことがあると思います。
がん検査といえばPETと思っている方も多いでしょう。みんなやりますから。
しかし、このPETも画像検査なのです。しかも、糖に反応する性質を利用した検査なので、糖尿病の方は気を付けて下さいねー。
では、どんなに早く見つけても、しんどい思いをしないといけないのか…
実はそうではないんです。
遺伝子検査やCTC検査という検査を聞いたことはありますか?
また別の機会に詳しくお話ししますけど、これらは採血でがんの可能性を判断できるのです。
造影剤を飲んだり、被ばくしなくても簡単に検査できます。血とるだけですから。
そして、この検査の最大の特徴は、画像に映らないがんを見つけることができるということです。
これをどうやら「超早期」とうたっているようですが、ちょっと違和感感じます。
下の図を見て下さい。がんのできる過程です。
図(1)
毎日5000個のがん細胞が体内で生まれると言われていますが、僕たちの体の中には免疫細胞という悪い細胞を攻撃する細胞がいますので、毎日がん細胞を攻撃しやっつけているので、「〇〇がん」という病気にならずに済んでいるのです。
ところが、免疫力が低下していたり、がん細胞の増殖スピードに免疫細胞の攻撃が追いつかなかったりすると、がん細胞はどんどん増えていきます。
この時点で、正真正銘の「〇〇がん」になっているわけです。
ところが、60兆個分の数万個程度の細胞数では、小さすぎて到底画像には映りません。
画像に映る為には、もっともっとがんを育てないと(!)いけないのです。
実際にがんが画像検査に映るためには、がんが出来てから5年から10年かかります。
なんとなく僕の感じている違和感を分かってもらえましたか?
一般的にいう「早期がん」の方は「がんのキャリアが5年以上の方」というわけです。
では、「超早期」と言われる遺伝子検査やCTC検査で判明したがんはというと、免疫細胞を増やして総攻撃をかけたり、遺伝子治療でがん化した細胞を正常細胞に戻し自然に消滅させればいいので、体への負担は少なくて済みます。
もちろん、ここで抗がん剤を選択することもできますが、画像に映らないほど小さいがんは保険の対象になりません。
ですから、保険診療の病院ではおそらく治療することができません。
「見えないもの」は「無いもの」なので、治療ではなく予防と判断されるのです。
日本では予防には保険がききません。
「がん」なのに…
そもそも、こんな検査、知らん人のほうが多いんちゃうかな
値段はソコソコしますよ
なんせ、最先端の検査なんだから。この値段を高いと思うか、適性やと思うかは本人次第
また、早くに予防して、がんにならないように、人生を送りたいのは、みんな誰でも当たり前。
やったら、こんな検査ありますよ、こんな予防ありますよ、これらの検査や治療のメリットデメリット、、、、なんかをもっと知ってもらいたいですよね
まあ、こんなことを考えながら、チロチロブログを書いてます。
みなさんは「早期発見」の「早期」はいつだと思いますか?
次回は自費治療が高いからと諦めている方のために「がんの治療のコスパ」についてお話ししようと思います。
では、また次回~!
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