みなさん、こんにちは。
髙島クリニック院長の髙島正広(たかしま まさひろ)です。
今日は「最先端のがん治療」についてお話しします。
このブログを始めたとき、まずがん治療のお話しから始めましたね。
実は、そろそろ詳しいがん治療の説明をしていこうかなと考えていたのですが、どうしても先にお話ししておかなければいけないことに気が付きました。
僕は、クリニックに来られる患者様など様々な方とお話しする中で、ある共通点を見つけました。
それは、皆さん「最先端医療にとても興味がある」ということです。
特に現在ご自身やご家族が「がん治療中」や「がん治療を終えたばかり」の方は、とても興味を持ちよく勉強されていると思います。
「プレシジョンメディスン」などという言葉が患者様の口から出るなんて、今まで想像もできませんでしたからね!
最近よくテレビでも先端医療を取りあげてもらっている成果だなぁ・・・と、少し嬉しく思います。
ところが!!そんないい影響だけでなく、どうもみなさん勘違いされている部分があるのも事実なんですよ。
今日は、その勘違いについてちょこっとお話しさせてください。
皆さんが興味を持つ「最先端医療」は、まず第1条件に「テレビで取り扱われたもの」というのがあります。
気持ちはめっちゃ分かります。
そして、皆さんは「最先端医療でがん治療をしたい!健康保険は3割負担ですが、いくらになりますか?」というような勘違いをされています。
一つずつ説明しましょうね。
まず、「テレビで放送される最先端医療」は保険が利くからでも、厚労省が認めたからでも、最も新しいからでもありません。
実は、テレビで放送されるずーっとずーっと前から存在して、ちゃんと実績もあるしエビデンス(根拠)もある治療法だったりするんです。
医者の僕たちからすると、「やっと時代が追いついたか…」と言いたくなるような気持ちですよ。
僕はテレビ局にも大変お世話になっているので、本当にPRして頂けることには感謝してるのですが、先端医療を特別扱いするのは変だな~と思うところもあるんです。
だって、そんなの日本だけですから。
先端医療は特別なんかじゃないんです。
みんな先端医療の技術で健康になったらいいと思っていますし、誰しもその権利があると思っています。
テレビはその「当たり前のこと」をみなさんに伝えてくれるので、凄く嬉しいです。そして、いつの日か当たり前のように先端医療が選択できるようになればいいなと思っています。
だから、皆さんも勘違いしないでください。
最先端医療はテレビで放送されているものだけではありません。
特別な人のための特別な治療でもありません。
うちでもやっている遺伝子治療や免疫細胞療法は先端医療で、バッタもん、ではありません!
もっと、もっと、たくさんの方法があるんです!!
保険治療以外はバッタもん、と考えるのはやめていただきたい
もっと、もっと、たくさんの人がたくさんの治療を受けるチャンスがあるべきなんです!!
がん治療は2017年現在、様々な角度から治療できるようになっています。
折角がん治療についてたくさん調べて、知識を得ていらっしゃるみなさんには、視野を狭めないで欲しいと思います。
エビデンスのある治療は「可能性の高い治療」です。
抗がん剤治療のように、一か八かのものではありません。
がんの種類によっても効果の期待できる治療法は異なります。
最先端のがん治療はすごくたくさんあるし、奥の深いものなのです。
それを「みなさんご自身で調べてね~」とは言いません。
是非クリニックに来てください。一人ひとりに合った治療法がどれだけあるか、僕が説明します。
そして二つ目。
これは、とても大事な部分になります。
結論から言うと、「最先端医療は自費治療です」
保険は利きませんから、治療費は100%ご自身で負担して頂く治療です。
「最先端医療は高い」というイメージは「最先端だから高い」と改めて下さい。
そして、ここから重要ですよ!
何故保険が利かないの??ということですよね。
先日日本中が湧いたノーベル賞の「ips細胞」。
これ、まだ未認可です。保険利きません。
なぜか?厚労省の認可が下りてないからです。
なぜ下りないか…
そんな急に認可できないんです。
先ほども書いたように、最先端医療はものすごくたくさんあります。
そして、医学は日進月歩、日々世界中の研究者たちが命をかけて先端医療を研究開発しているのです。
そのスピードに厚労省の認可が追いついている方が不思議だと思いませんか?
市役所で書類をもらうだけであんなに時間がかかるんですよ…
(と言ったらまた怒られる)
保険が利かないからダメだとか、保険が利くからいいとか・・・
あなたはどう判断しますか?
数十年前から変わらないものは保険が利きます。当たり前やけど。
これが、日本の伝統芸能だったら、ぼくは「昔ながらの技術を大切にするべきだ!」と言うと思います。
でもね…
人の命がかかった技術ですよ。
何十年もかけて研究・実証されてきた最先端医療を「保険利かないから」という理由だけで淘汰するのは人の命を軽視しているとしか思えない。
もっと、もっと、選ぶ自由があってもいいと思っています。
民間の保険会社さん!!もっと教えてあげて!!
生きるか死ぬかの治療じゃなくて、笑って生きるための治療をするために、今からできることは「その時のために蓄えること」民間保険をかけておくことだよって。
ちょっと暑苦しい文章になってしまいました…
でも、分かってほしいんです。
実は、あまりにも勘違いが多いので、僕のホームページのがん治療ページを作りなおしています。
皆さの勘違いをズバッと解決できるような内容になっています。もうすぐ完成しますよ!
ここでは本音を書いちゃっていますけど、ホームページ内はもう少しお上品に作っています。
でも、本当に分かってほしい部分はここで深く掘り下げて説明していきますね!
これからも僕のブログはたくさんの人に〝今最も良い″治療をお知らせできる場所であればいいなと思っています。
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