みなさん、こんにちは。
髙島クリニック院長の髙島正広(たかしま まさひろ)です。
今日も「がんの再発予防」についてお話しします。
前回の記事では、特にがん経験者の方へ向けたメッセージとなりましたが、少し考えて頂けましたか?
今は、保険では「予防医学」「予防医療」は対象になっていません。
おまけに医療の広告制限があり、このような治療がありますよ、、、と宣伝できません
だからかな。全然浸透しないのは…
でもね、がん経験者の方にはそんなの関係ないんですよ。
保険だ自費だって関係ない。
だから、高いサプリも飲むし、毎日走るし、たばこもやめる。
分かるかな?上記の3つはお金の共通点ないでしょ?
一つはお金がかかること、一つはお金が全くかからないこと、一つはお金が(以前より)増えること、だもんね。
がん経験者って、そういう視点で見ていないんですよね。
優先順位は「二度とがんにならないこと」が1位なんです。
じゃあ、なんでみんなが予防医療に取り組まないのかって言うと・・・
知らないから。っていうのが圧倒的に多いと思います。
知らなければやらないわね。
選択肢に入らないんだよ。
ネットの中には「健康食品」「健康器具」の通販であふれているし、正しい情報を見つけ出すのも一苦労。
だんだん頭が疲れてきて、なんとなく良さそうなものに手を出してみる…
そんな人もいるかもしれない。
もったいないね。
でも、最近はメディアで色々と情報が流れ始めていると思う!
いい時代になってきた!
「がん 再発予防」って検索すると、色々出て来るよ。
僕のところみたいなクリニックから、漢方とか生活習慣とか・・・もう様々。
ここで、前回の記事を思い出してね!
ネットの中では「もっともらしいこと」がたくさん書いてある。
読んだ直後は「おお~良さそう」って思うねんな。
でも、大事なのはその後。
取り組み始めたら必ず「不安」がやってくる。
「本当に大丈夫だろうか…」
ここだよ。
この時に、「うん。大丈夫!だって、こんな理由があるから!」
って自信を持って言えるかどうかってこと。
もし、少しでも自信につながることができたら凄く嬉しいから、これから僕が絶対の自信を持ってお奨めする再発予防治療を紹介します。
まず一つ目は「選択的自己免疫細胞培養療法」
これは治療でも使うんだけど、がん細胞が増えるメカニズムに基づいている治療です。
がん細胞は毎日生まれるけど、がんにはならないよね。これは、免疫細胞が毎日がん細胞を攻撃してくれているから。
この再発予防治療は、この免疫細胞ががん細胞を攻撃することに着目してい治療です。
自分の免疫細胞の中で、その人個人に最も合った免疫細胞を選択して増やします。
それを体に戻してあげて、がん細胞を攻撃するもの。
治療後は免疫力も落ちているから、がん細胞が増加しやすい状態です。
だから、3年後とかに「再発」とか言われるのは、3年かけて画像に映るサイズになったからなんだよね。治療が終わったあとの免疫力が落ちたときにがん細胞が残っていたり、新たに出来たりしたら、攻撃力が弱いから増えますよね。
だから、健康な人が自分の免疫細胞を使って毎日がん細胞を退治しているように、免疫力が落ちた人でも戦えるように、強い免疫細胞をたくさん体に入れてあげるというわけ。
これはイメージしやすいと思います。
次は「高濃度ビタミンC点滴療法」
これは、めちゃくちゃ高濃度なビタミンCを体内に入れてがん細胞をやっつける方法です。そのめちゃくちゃ高濃度なビタミンCは、自ら酸化されることで、強力な抗酸化作用を発揮して、その際に大量の過酸化水素を発生させるんです。
元気な細胞(正常な細胞)は、この過酸化水素を中和することが出来るんですが、がん細胞は中和できずに死んでしまうんですよ。
だからね、高濃度のビタミンCは「プロドラッグ」って言われていて、抗がん作用が認められているんです。
もちろん治療にも使いますよ。
定期的に高濃度ビタミンC点滴をしていると、その都度がん細胞を攻撃してくれるから、とっても効率的です。そして予防治療の中では低コストの部類に入るかな。
更に、この治療法はアメリカでも多くのエビデンスがあります。
現在までに・肺がん ・大腸がん ・乳がん ・前立腺がん ・すい臓がん ・子宮がん・肝臓がん ・卵巣がん ・悪性リンパ腫 ・多発性骨髄腫 など、あらゆるがんに有効だと言われています。
ビタミンCは骨髄にも入り込むので、肉腫やリンパ腫、白血病に対しても使用してみる価値はあります。
また血液を介して、骨や腹膜、脳などあらゆる部分に入っていくので、体のどこにできたがんであっても、効果が期待できるんです。
再発予防には「別のところにできる場合」も想定できますから、全身をくまなく網羅してくれる点滴療法はより安心できる予防治療と言えますね。
最後に、「遺伝子治療」
これは、僕が一番お奨めしている治療法であり予防治療法です。
このブログの中でも遺伝子治療については既にお話ししているので、ご理解頂いている方も多いと思いますが、少しおさらいとしてお話ししますね。
実はがんは「遺伝子異常」が引き起こす病気であるということが分かっているんです。
何でがん細胞になるのかについて長い年月研究がなされてきて、どうも遺伝子が壊れて制御不能になった細胞が暴走しているようだ。ということまでわかってきてるんです。
更に、どんな遺伝子がどうなって細胞ががん化のするかまで分かってきている。
詳しくは僕のホームページで説明しているけれど、壊れた遺伝子を持つ細胞を攻撃する「免疫細胞療法」とは視点が違って、出来た細胞をやっつけるのではなくて、細胞自身が持つ「自ら消滅する機能」を復活させてあげて自死(アポトーシス)させる治療法です。
遺伝子って、傷つきやすいんです。ストレスとか活性酸素とかががんの原因とされているけど、これはまさに遺伝子に傷をつける行為です。
こうやって傷ついた遺伝子は「遺伝子異常」を起こします。
すると、通常なら「変な遺伝子がおったぞー」って遺伝子の司令塔が「変な遺伝子」を退治するべく他の遺伝子に指示を出してバランスを整えたり細胞自体を自死するように働いたりするのですが…
傷ついた遺伝子が多くなりすぎると、遺伝子自体のバランスが崩れて通常の細胞ではなくなります。これが細胞のがん化です。
「変になったら自死する細胞」が「変になったらどんどん増える細胞」になってしまうことでがんになるんです。
バランスとお話ししましたが、遺伝子治療で重要なのはこのバランスなんです。
遺伝子治療は、細胞ががん化してしまうまでに傷ついた遺伝子が増えて、バランスを崩した状態のところへ「正常な遺伝子を大量に投入」してバランスを整える治療です。正常な遺伝子を大量投入することで、再びバランスを取り戻し、本来の機能である「自死」へ向かわせたり、細胞の感受性を高め攻撃に対する効果を高めることができるんですね。
遺伝子異常が原因なら、遺伝子を正常にすることで戦う。
これが遺伝子治療の理論です。
どうですか?
再発予防治療と一言で言っても色々な種類があります。
しかし、大切なのはその一つ一つがしっかりとした理論とエビデンスがあることです。
自分の体の状態がどういう状態かを知り、それを改善するために必要な治療を施すことが再発予防にとって最も重要なことですね。
実際の治療におきましてはもちろん一人ひとり、予防治療の内容は変わります、上記は一般論ですので、ケースバイケースで治療スケジュールを作成しております
次回は再発予防を行う上で必要な検査についてお話ししましょう。
では、また次回!!
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